湯田小学校ブログ

鹿児島県日置市の湯之元温泉にある「湯田小学校」の情報を発信していきます。

5年生 集団宿泊学習

 11月7日(月)・8日(火)は,5年生の集団宿泊学習でした。

 集団行動を通して規律・協力の大切さを感じ,共同生活の中で友達との絆を深めた2日間となりました。

 今回は,その様子を写真と共にお伝えします。

 

 1日目,南薩少年自然の家を訪れ,どの児童からも期待と楽しみが感じられました。

 入所式では,代表児童が「この1泊2日でみんなとの絆を深めたい。活動を思いっきり楽しみたい。」と抱負を語ってくれました。

 1日目のメインアクティビティ(活動)は,『フォトアドベンチャー』でした。渡された写真と記号の書いてある地図,問題用紙の3枚。ヒントをもとに,グループの仲間と南薩少年自然の家の広い敷地をめぐり,答えを探す活動です。

 出発前には,どのグループでも経路の相談や方角の確認を行っていました。

 森や広場を抜け,川を渡り,海を眺め,仲間と共に冒険でしたね!

 時間内にほとんどのグループが戻り,問題用紙を採点し,気になる順位発表…

 順位が発表されるたびに送られる拍手,たたえ合う仲間。どのグループからも達成感が伝わってきました。

 夕方は,雲一つなく快晴の夕暮れの中「夕べの集い」でした。

 少年自然の家の先生から,「みなさんの宿泊学習をより良いものにするために【目配り・気配り・心配り】を大切にしてください」とメッセージをいただきました。

 2日目のメインアクティビティは,万之瀬川での「カヌー」です。

 パドルの使い方や活動中の注意点の説明を受け,いざ万之瀬川へ。

 この日の午前中は,大潮で干潮に向かう時間帯ということで,カヌーをするには難しい時間になると心配されていましたが,快晴で風もなく気持ちよく活動することができました。

 リーダーの声かけにこたえるように友達とパドルを漕ぎ,気持ちよく進む爽快感を体全体で感じてくれたことでしょう。

 カヌー体験中,万之瀬川にロシアから越冬のために訪れる【クロズラヒレサギ】にも出会うことができました。この鳥は,絶滅危惧種に指定され世界で約5~6,000羽しかいない貴重な鳥と説明を受け,子供たちも驚きながら,その群れを眺めていました。

日本野鳥の会 : クロツラヘラサギ調査研究プロジェクト

 

 活動した後は,カヌー艇庫へ艇の引き揚げ作業も行いました。艇と艇置台の総重量は約1トン!自分たちが使わせてもらった艇を,仲間と協力して引き揚げました。

 南薩少年自然の家での退所式を終え,学校で解散式。

 疲れた様子でしたが,その表情は充実感や達成感からかどの子も笑顔でした。この機会に深めた絆,感じた規律と協力の大切さ。今後の学校生活で生かし,湯田小学校の最上級生へと成長してくれることでしょう。

 5年生のみんな,1泊2日学級の友達や先生たちとたいへんよくできました。